きさらぎ底冷えのころ
2月に入り、冷え込みも厳しくなりました。
たんぽぽさんの周辺では、誰も風邪をひく人もいないし、高齢の方も皆んな元気です。
なのに、Iさんの施設でコロナに罹った人が出て(もちろんIさんの棟ではありません)、施設にお出入りが禁止になりました。💦
うつになりかかってるIさん、落ち込んでないかなあ。心配です。
昨日は、Tさんのお宅に行った時、これもうつのTさん、すっかり落ち込んでいる様子。
「今朝はとくに寒いから、調子がわるいんですか?」
と聞くと、
「15日、急に老人ホームに行くことになったのよ」
ええ〜!💦
それはTさんばかりでない、私もショック!
確かに、もうTさんはご主人の介護に行き詰まっていて、にっちもさっちもいかない状態で、私もケアマネに問い合わせて何とかしないと、と言ったのですが、ケアマネ、
「守秘義務があって、お話できません」
とケンモホロロの対応です。
Tさんの家は、本当に隣に住む息子といい、このケアマネといい、温かい介護とは縁遠いお宅なのです。お嫁さんは、病気と称して顔も見たことがありません。
せめて、お金持ちなのだから、良い施設を探して欲しいなあ、とは思っていた所でした。
「立派なホームらしいんだけど、急な話でしょう?この家も60年以上暮らして来たから、また気持ちが整理できないの」
「遠いんですか?」
「そうらしいけど、どこかわからないの」
「ご主人と一緒の入居だし、介護も皆んなプロがやってくれるし、食事もきちんと栄養管理して温かいものがでますよ。」
ご主人の前に並べられた、お寿司とかパンなどの冷たい食べ物を見ながら伝えました。
「それに、一番Tさんにいいと思うのは、必ず見守りの人がそばにいてくれて、何かあればヘルパーさんや看護師さん、お医者さんも駆けつけてくれます」
人が側にいないと、寂しい寂しいと嘆かれるTさんです。
「でも、貴女みたいな人はいないでしょ?」
「施設によっては、理学療法師やマッサージ師もいるところありますよ。暖かい日には、お散歩に連れて行ってくれます、きっと」
一年前には、認知症のご主人と腕を組んでお散歩してたなあ。
それが、9月頃から、朝ご主人を起こして支度をして、デイサービスに行くことがすっかり辛くなってしまったTさん。お風呂に入らない日々は、今日まで続いています。お風呂に入らなければ、不潔になり、着替えもしない様子です。そして、寒い寒いと訴えるのです。体調も夫婦で限界です。
「Tさんと会えなくなるのは寂しいけど、Tさんのためには一番良い選択だと思いますよ。」
「そうねえ・・」
Tさんのご主人の妹さん(末の妹で、ご主人とは15歳も下)とは、偶然中学高校の同期生でした。また、他の患者さんのTさんとは、フラダンスを教えてもらっていたという繋がりもあって、Tさんとは何かと縁のあった私。
仕事は減るけど、仕方ないことです。😢
ああ、きさらぎ、底冷えの二月。たんぽぽさん頑張れ!(;o;)
写真は、一昨年のシクラメン。2回目の開花です。