お節介の話②ケアマネご乱心
台風の影響で雨が降り続き、金木犀がすっかり散ってしまいました。気持ちのいい爽やかな陽気です。
さて、Aさんのところのケアマネさんの交代劇についてお話ししたと思いますが、やはりケアマネOさんは、面白くなかったようで、最後に反撃に出ました。
Aさんは週3回、デイサービスを利用していますが、ある朝、まったく知らないデイサービスのお迎えがあったそうです。
デイの日は、ヘルパーさんがAさんの朝の支度をするために来ていて、そのヘルパーさんも、もちろん認知症のあるAさんも知らされておらず、キョトンとしたままそのデイサービスに。
「なんか知らない所に連れてかれてね、仕方ないから、ずっと椅子に座ってたのよ。暗くて不安だったわ」
とはAさんの話。1日誰も付き添わず、知らないデイで過ごしたAさんは本当に不安だったでしょうね。
この事は、Aさんはもちろん、家族も知らされておらず、Aさんの通所していたデイサービスも、突然「別のデイに行くことになりましたので」とOさんに言われたそうです。
💢怒ったのはAさんの娘さん。Oさんの勤めるケアサービスの上司の方から、それぞれのデイサービスに電話して、何故こうなったのかを問いただしました。
「家族に相談なしで勝手にデイサービスを替える権利がケアマネあるのですか?」
「いえいえ、そんなことはありません。申し訳ありませんでした」
とOさんの上司は平謝りだったそうです。
すぐにAさんは、もとのデイサービスに復帰。
もちろん、新しいケアマネさんともスムーズに移行手続きができ、いつも通りの生活をされています。
それにしても、もうじき定年を迎えるケアマネOさん、なにを血迷ったか・・。ご乱心とも映るこの騒動を通して、介護の仕事を支える人も生身の人間、特別介護の世界がうるわしいわけではないことは知ってはいるけれど、色々考えさせてくれる苦い出来事ではありました。^_^;