横浜市 港北区 鶴見区 在宅 訪問マッサージ・リハビリ・びわ温灸はたんぽぽマッサージ治療室

045-546-2284

たんぽぽ日和

2018年3月

息子インドにいます!

 

37歳の私の息子が、いまインドを旅行中です、

若い頃よりバックパッカーで、アジアのあちこちを旅しています。

よく旅先で仲良くなった外国人が遊びに来ていましたが、今も結婚して子ども3人いる九州の彼の家庭にも遊びに来ているようです。

 

息子は聴覚障がい者です。

出産時の鉗子分娩が原因と思われますが、まだオムツの外れない頃より補聴器をして、難聴教育に親子で励みました。

初めての子どもで、朝から晩まで絵カードを書いて、言葉や発語を教えていくのです。若い母親はついつい肩に力が入って、目がサンカクになり、息子との間に溝が生まれてしまいました。

あっ、犬が来た!それっとばかりにリュックから絵カードを出す。犬とのマッチングをしよう、と思った時には、それと察した息子の姿はない。逃げられています。σ(^_^;)

 

「ただ耳が聞こえないというだけの、俺たちの可愛い息子なんだよ。自然な親子の気持ちを大事に育てようよ」

と、夫は常に私に言っていました。そう、あの頃は夫が生きていたんだな。

 

息子は、口話法、という難聴教育を受けて、言葉を、彼なりに話すようになりました。

小学校、中学校と地元の学校で、インテグレーション(統合教育)しましたが、健聴者の中で

のコミュニケーションは難しい。

でも、勉強はさておきσ(^_^;)、息子はたくさんの友だちに恵まれました。

学校が終わると、我が家の玄関は子どもの靴で溢れかえり、当時流行ったファミコン画面の前に、ずらりと子どもたちの頭頭・・。

イジメもあったけど、息子は結構逞しく成長して、高校はろう学校へ進みました。

 

それまでは劣等生で、「体育と図工と給食だけだといいのに」と、しぶしぶ通っていた学校が、高校進学とともにガラリと一変。

「お母さん、勉強がわかるようになった!」

1クラス10人ほどで、先生を囲むような机配置、初めて覚える手話、周りは同障者の仲間、分からない事があったら、とことん教えてくださる先生たち・・と、今まで頭の上を通過していた勉強が、すとんと理解できるようになったのでした。

 

生き生きと学校生活を楽しむ息子。

今までやってきたことは、息子にとってはどうだったのかなあ、と思い始めていた時、息子が言いました。

「お母さん、言葉を話せるのは、僕だけなんだ。クラスの友達は、手話を覚えてから、言葉が話せなくなっちゃったんだ。ゲームセンターとか外に遊びに行っても、僕が通訳するんだよ。だから、僕がリーダーになった」

そして、

「言葉を覚えるのは、とても辛くて、どうしてこんな事を僕だけにさせるんだ、って思った事もあったけど、今は感謝してるよ」

うるうる・・です。本当に嬉しかった!

 

そして、手話通訳のできる伴侶にめぐり合い、九州でサラリーマンになり、新居も構えて、3人の可愛い子どもたちと幸せに暮らしている息子は、今インドにいます。(^o^)

「人類みな兄弟」と、どこへ行っても友だち作りができる単細胞で陽気な息子。どうか今回の旅も無事に帰ってこられますように、と祈りながら、帰国をまっています。

 

息子の特技は漫画です。

4月から西日本新聞に、週1で漫画の連載が始まります!(自慢です)(^o^)

 

あっ、ちょうど息子からライン入りました!

「今帰りました」すごい偶然!

 

 

 

 

笑いましょう(^o^)

 

わが治療室の前のパンジーたちです。

正確に言うと、パンジーとビオラたち。冬と春はこの子たち、夏と秋が日日草と、定番ですが長持ちで元気な植物が頑張ってくれています。

 

さて、昨日は夜から雨でしたが、夜久しぶりに遠出で訪問治療に出かけました。

Yさんの玄関前に自転車を停めさせてもらい、バスで40分ほどのところに。

 

膵臓がんのSさんは、73歳の男性で、娘さんのお宅に短期間滞在中の九州の方でした。

びわ温灸をしながら、とつとつと懐かしい(私の夫も息子一家も九州なので)、九州弁でお話を伺いました。

私の夫も、抗がん剤をしないで、民間療法や様々な治療方法に挑んだひとでしたが、Sさんもなかなかの九州男児でした。

Sさんも奥さんも、実に勉強熱心でチャレンジャー。いいと聞くと、すぐに試してみては自分に合った療法を選び、続けているそうです。

 

驚いたのは、こういう、抗がん剤を避けて他の療法を選択するという人が、結構身近にいるらしいこと。

様々な情報を発信する人もいて、医師にも、こういう選択をするがん患者さんを受容したり、助言される柔軟な考えの先生も結構おられる、ということ。

 

術後なのに、つよい抗がん剤を長期にわたって勧められ、断ると「助かりませんよ」などと厳しい口調で医師に言われた、自分は抗がん剤をしたくないのに、と動揺されて泣く患者さんを見ている私には、Sさんの、すがすがしいとも思える決断に拍手したい思いでした。

「ばってん、抗がん剤は効かんいうし、身体に悪いらしかですからね」

どうか、びわのこんにゃく療法も、Sさんの治療のひとつになりますように!

 

細かく砕いた麦飯石などの砂のドームに入り、サウナのようにして汗をかく「サンドバス」に定期的に入ったり、効果のあるサプリメントなどを飲んだり、食養生をされているそうです。

体温は35度、身体は温かい。

びわ灸を施し、気功(量子波)を流すと、なかから冷たいものが出てきて、やがて温かくなりました。

 

95歳の舅も、がんを克服した人物で、‘肥後もっこす’ですが、もしかすると、九州にはこういう選択を緩やかに許したり、応援したりする風土や気風があるのかもしれません。

 

たんぽぽマッサージ治療室のモットーは、「AADW」。温める、歩く(有酸素運動)、デトックス、そしてWは笑い、です。

Wは忘れがちですが、とっても大切。

私も、いつも笑うことを心がけながら施術をしています。

Sさんも、AADは合格だけど、もっと笑ってくださいね。

私の夫は、なかなかのユーモリストでした。病床でいつも「落語が聞きたい」と言っていましたが、当時は今みたいにCDなんてなくて残念でした。

「おかあちゃん(私)は、忘れてない?  僕ががん患者だっていうこと」

とよく言ってたなあ。(^o^)

 

心の底から笑いましょうね!

最高のクスリ、生きるエネルギー、パワーです!

 

 

 

雨の日は辛いけどやさしい

写真は、昨年のコブシの木 。この木は、伐られてしまいました。本当に無念!

 

さて、昨日一昨日は雨で、合羽を着ての自転車移動でした。

雨の自転車は、実はとても気を使って、ちょいちょい危ない目に遭います。

道路では車や人の飛び出し。傘をさす人は、結構道幅を取るので、避けるのは大変です。

怖いのは、傘をさして自転車に乗る人。すれ違いはお互いに緊張します。狭い橋の上の歩道のすれ違いは、風雨がつよければ、ちょっとした恐怖を味わいますね。σ(^_^;)

傘さして乗るなよ〜と叫びたい!

そうそう、車道の右側走行も怖い。私は当然左側を走りますが、対向してくる自転車に、思わず「逆走ですよ」と言っています。

 

でも反対に、必死で走るオバサンに、車を止めて待っていてくれる運転者も多いのは確か。

すれ違う自転車が、端に寄ってくれることも、結構多い。

「すみません」

「ありがとう」

が、自然と口に出ます。(^o^)

雨の日は、コトにそれが嬉しい!

 

やっと家に帰り着く。自転車を屋根の下に止めて「ご苦労さん」とねぎらい、家に入って合羽を脱いで、ストーブの横に干し、温かな部屋の椅子に座って一息ついたとき、

「やれやれ、お疲れ〜!」

と、私自身に言います。

しみじみとシアワセを味わうひとときです。

(^-^)

 

 

 

 

春が来た!

 

さあ、春本番です!

 

写真は、春と言えば、まずこれが咲き出すとテンションが上がる「オオイヌノフグリ」。

この青い可愛い花を見つけた時の嬉しさ!(名前はかわいそうだけど)

Iさんの施設の庭で撮りました。

Iさんは、あまり花に興味がないので、この花の名前を聞いても、「聞いたことがないわ」と素っ気ない。

 

2番目は、「山の蕎麦屋」をバックに、満開になった早咲きの桜。美味しいお蕎麦を食べた後なので、満たされた気分で。

 

3番目は、Hさんの老人ホームに咲くドウダンツツジ。Hさん、だんだん認知症がすすんできて、無表情でボソボソと話すようになりましたが、「ひな祭りなので、何かご馳走が出ますか?」の問いに「お寿司でしょう」と、にこやかに対応。まだまだ大丈夫、と安心しました。(^o^)

 

私の春は、花粉症とともに訪れますが、今年は何となく大したことなく過ごせそうな予感。

でも、油断しないで、マスクは着用します。

私の免疫さんたち、どうか杉の花粉に気がつかないでね。σ(^_^;)

 

春です。冷え性や神経痛、風邪引きの患者さんたちも、早く楽になりますように!