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たんぽぽ日和

2018年4月

吉屋信子を知っていますか?

 

吉屋信子という作家を知っている人は、60代以降の、まあブンガク少女だった人に限られるかもしれません。

 

ということは、このブログを読んで下さっている読者は、年齢的に該当しないんだ。誰?その作家?

 

この評伝を書いている田辺聖子は、まだ知られているでしょうね。この方の20年ほど上の世代です、吉屋信子は。

 

まあ、2月末から読み始めて、読了まで2か月かかりました。すごい読み応え。

田辺聖子、おせいさんは、色々な女性作家や歌人、古典など書くのに、その方の著書はもちろん、それはそれは多くの参考文献を読み漁って、その方の人となりを充分に把握、咀嚼して、ここが大切なところなのですが、その方を愛を持って書きあらわしています。

 

私が吉屋信子を読み始めたのは、中学校の図書室の少女小説「花物語」シリーズでした。

「赤毛のアン」や「小公女」「十五少年漂流記」「怪盗ルパン」などと並行するように、吉屋信子のブンガクに親しみました。

 

ひとりの健気な少女に、これでもか、これでもかと押し寄せる悲劇。継母、腹違いの兄弟、意地悪な友だち・・でも、心強い味方も次々に現れて、最後に幸せになる少女を描いています。

もう、主人公になりきって、読みふけりましたね。

 

「ゆめはるか吉屋信子」は、吉屋信子という人の人生を書くだけでなく、その背景も深く分け入って描いています。

彼女の父親が役人で、栃木に起こった悲劇の公害“足尾銅山鉱毒事件”に関わっていたため、この事件も、実に詳細に、天皇に直訴した田中正造についてもかなりページを割いて書いています。

当時の女学校について、学友のこと、戦争のこと、多くの作家のこと・・

 

さらに、吉屋信子の著書も。あらすじが詳しく書いてあり、手に入れて読まなくても、この本一冊で、彼女の作品のあらかたを読んだ気分にさせてくれました。

 

また吉屋信子は、生涯のパートナーと人生を共にしましたが、その人は門馬千代という女性でした。今で言うセクシャルマイノリティーの先駆けですね。

私の好きなムーミンの作者、トーベヤンソンも伴侶は女性でした。

 

世間の偏見を追い風に、多くの作品を書き、沢山の友人に囲まれて、生活を愉しみながら、77歳の人生を閉じた吉屋信子。

 

ちょこちょこと読みながら2か月もかかった作品ですが、久しぶりに心から楽しんで読みました。長い長い絵巻物を読んだような達成感が残りました。

 

サボっていたブログですが、あっという間に4月もおしまい。美しい季節になりましたね。

またぼつぼつとブログ書いていきます。(*゚∀゚*)

息子の連載始まりました!

 

西日本新聞で、毎週木曜日に漫画エッセイの連載が始まりました。

タイトルは「僕は目で音を聴く」。

聞こえない人の世界を伝えたり、‘難聴あるある’を書いていってほしい、と思います。

 

母も楽しみです!(^o^)

 

 

春爛漫・・自転車屋さんの話

 

大倉山公園のシャクナゲが咲き始めました。

今年は桜が散ると、いっせいに花たちがほころび出した気がします。

レンギョウ、モクレン、ツツジ、ハナミズキ、アシビ・・

 

先週、自転車のメンテナンスに行った時、自転車屋さんの店主のSさんとこんな雑談をしました。少し心に残ったので、書き留めておきます。

 

Sさん「何か自転車を止めるとき、倒したか、無理に動かしたりしましたか?」

私「おかしいですか?思い当たらないけど」

「少し止めるところがガタついてますね」

「そういえば、この前、マーケットの駐輪場で、止める場所がなくて、番号がついていない所に止めておいたら、移動されていたことがありました。鍵のしてある、重い電動自転車を、駐輪場のおじさんが無理に運んだから、でしょうか?」

「考えられますね。」

それから、こんな話をしてくれました。

 

「自転車を止めておく所は、よく考えないといけませんよ。以前、夜遅くなって、駐輪場に行った時、偶然変な男が自転車のタイヤに釘みたいなもので穴を空けようとしているのを見つけて、友達と取り押さえた事がありました。」

「え〜!本当?」

「そしたらこの男が言うんです。だって、通ろうとしたら、自転車に足がぶつかったんだ、こんな所に止めやがって、と腹が立ったので穴を空けてやろうとしたんだ、と」

 

「つまり、やろうとしたことは犯罪なんだけど、この男にも、つまらない言い分があったんですね」

「なるほど」

「ということは、こんな男に当たらないように、自転車を止める側も気をつけなくちゃならないわけです」

「そこらへんに止める時も、人の邪魔にならないように、変な男のターゲットにならないように、気をつけて止めるようにする、とか」

「そうです。僕も車を止める時も、隣の車のドアを開けた時にぶつからないように、とか、できたら車を大切にしてそうな人の車の隣に止めるようにしています」

「わかるんですか?」

「わかります。車を見ればわかりますよ(笑)」

そうなんだ。彼も自分の自動車を大切にしている人なんだろうな。

 

以来、私も、何気なく止めていた自転車を、邪魔にならないように、人に触らせることのないように、気をつけて止めるようにしています。

どうせだったら、ああ、あの時あんな所に止めなきゃ良かった、なんて後悔したくないですものね。