横浜市 港北区 鶴見区 在宅 訪問マッサージ・リハビリ・びわ温灸はたんぽぽマッサージ治療室

045-546-2284

たんぽぽ日和

神無月になりました🌾

すっかり更新をサボっておりました。σ(^_^;)

 

友だちから「たんぽぽ日和どうしたの?」と催促があり、しまった、でも読んでくれてて嬉しい、と思う私。

書くことは山のようにあるのに、ただ怠惰・・

そういえば、信州育ちの母が、

「ずくが無い」

と良く言ってました。だらしない、とか怠け者という意味でしょう。

写真は、家の前の垣根に咲く金木犀。今年はそんなに匂いが強くありませんでした。

 

さて、昨日は土砂降りでした。

ようやく辿り着いた蕎麦屋「風の陣」は、よくこのブログに登場しますが、訪問患者Iさんの施設のすぐ近くにあります。

そこでびしょ濡れの雨具を脱いで、今年初のニシン蕎麦を注文すると、Iさんの施設の職員さんから電話。

「午前中Iさんが受診していたクリニックから電話で、診察が遅れて帰りが遅くなるそうです。

今日はキャンセルにして下さい」

ええ〜!Σ(‘◉⌓◉’)

「今風の陣でお蕎麦を注文したところなんです」

と言うと、いつもの職員さんは、

「ごめんなさい。お気の毒です。」  

と笑ってくれました。

 

次の患者さんまで時間があったので、ゆっくりお蕎麦を食べ、山を下りました。風の陣もIさんの施設も山の上なのです。^o^

 

先月お見舞いに行ったSさんが、どうしても退院したい、と言い出され、本当に困りました。

家で最期を迎えたい、という望みを叶えるには、どうしても越えなければならない問題があるのです。それは夜間の排泄。Sさんは、どうしてもオムツにはできないのです。

脚力が弱くなったSさんは、人に抱えられてポータブルに座って用を足しています。夜間は1時間から2時間おきなので、介護者が側にいないとできない。それが主な原因で緩和ケア病院に入ったのですが、家に戻るためには、その問題をクリアしなければなりません。(夜間の家政婦さんは、1 晩2万かかるのです。)

私もヘルパーの学校で、オムツで用を足す、という宿題が出たのですが、どう頑張っても出ませんでした。(^^;)

そして、頑張ってこの問題と向き合ったSさんは、疲れ果てて言いました。

「もう無理。ここで暮らす事にするわ」

たったこれだけのことなのに、とは言えません。家で最期を迎えさせてあげたい。Sさんの望みが叶いますように!

 

急に寒くなりました。毎年届けてもらっている灯油屋さんに今年の灯油の値段を聞くと、「1缶2380円です。まだ上がるでしょうね」と言われました。何もかも値上げ、今年の冬はとりわけ寒さがこたえそう!