しずかな怒り・・(-_-;)
す
環状2号線沿いの街路樹が、次々と伐り取られいます。
写真の樹は、毎年春の訪れを謳ってくれたコブシたち。真っ白な花を枝いっぱいに咲かせてくれたのに。
「ああ、酷いな」
と思って自転車を走らせたら、沿道にずらりと植えられていたプラタナスの樹がどんどん伐られているではありませんか!
毎週通るたびに、何十本のプラタナスが切り株になっていきました。
たしかにプラタナスの樹は、葉が大きいし、掃除が大変だなあ、と思うことはあったけれど、
新緑は綺麗だし、夏には木陰になるし、一度見たことのある花は、地味だけど可愛いものでした。鈴懸、という美しい別名もあって、「鈴懸の小径」というハワイアンが流行ったことだってありました。
毎年、電線にかかるのが危ないという理由からか、枝を切っていたので、その費用がもったいないと思ったのでしょうか。
電線を地中に埋める工事のため、やむを得ない決断だったのでしょうか。
だけど、切り口の痛々しい切り株が並んでいるのを見るたび、プラタナスの悲鳴が聞こえてくるようです。
「どうして私たちを伐ったの?
どうして私たちを植えたの?」
人間の都合で、植えたり伐ったり。
里に出てくるケモノたちや、虐待されている動物たち。果ては子どもたちだって・・
そんなことはこの世にある、と思ってみても、なんだろう、この割り切れない怒りは・・
今日も、このしずかな怒りをお腹に抱いて、この道を通るしかないたんぽぽさんなのでした。