春爛漫・・自転車屋さんの話
大倉山公園のシャクナゲが咲き始めました。
今年は桜が散ると、いっせいに花たちがほころび出した気がします。
レンギョウ、モクレン、ツツジ、ハナミズキ、アシビ・・
先週、自転車のメンテナンスに行った時、自転車屋さんの店主のSさんとこんな雑談をしました。少し心に残ったので、書き留めておきます。
Sさん「何か自転車を止めるとき、倒したか、無理に動かしたりしましたか?」
私「おかしいですか?思い当たらないけど」
「少し止めるところがガタついてますね」
「そういえば、この前、マーケットの駐輪場で、止める場所がなくて、番号がついていない所に止めておいたら、移動されていたことがありました。鍵のしてある、重い電動自転車を、駐輪場のおじさんが無理に運んだから、でしょうか?」
「考えられますね。」
それから、こんな話をしてくれました。
「自転車を止めておく所は、よく考えないといけませんよ。以前、夜遅くなって、駐輪場に行った時、偶然変な男が自転車のタイヤに釘みたいなもので穴を空けようとしているのを見つけて、友達と取り押さえた事がありました。」
「え〜!本当?」
「そしたらこの男が言うんです。だって、通ろうとしたら、自転車に足がぶつかったんだ、こんな所に止めやがって、と腹が立ったので穴を空けてやろうとしたんだ、と」
「つまり、やろうとしたことは犯罪なんだけど、この男にも、つまらない言い分があったんですね」
「なるほど」
「ということは、こんな男に当たらないように、自転車を止める側も気をつけなくちゃならないわけです」
「そこらへんに止める時も、人の邪魔にならないように、変な男のターゲットにならないように、気をつけて止めるようにする、とか」
「そうです。僕も車を止める時も、隣の車のドアを開けた時にぶつからないように、とか、できたら車を大切にしてそうな人の車の隣に止めるようにしています」
「わかるんですか?」
「わかります。車を見ればわかりますよ(笑)」
そうなんだ。彼も自分の自動車を大切にしている人なんだろうな。
以来、私も、何気なく止めていた自転車を、邪魔にならないように、人に触らせることのないように、気をつけて止めるようにしています。
どうせだったら、ああ、あの時あんな所に止めなきゃ良かった、なんて後悔したくないですものね。