如月だより
写真は、お馴染みのお蕎麦屋「風の陣」と、満開の河津桜。
駆け足で過ぎていく二月です。
二月は何があったかなあ、と思い巡らすと、強い雨と風の日に自転車を走らせたり、寒い日と暖かい日が交互に来て、暖かい日に一斉に花が咲き出したこと。
梅、桜、水仙、レンギョウ、沈丁花・・
毎日は、メモを取らないノートのように、白いまま過ぎていってしまいます。
これではいけない、流されないようにしないと、と心にブレーキをかけたり、メンテナンスを試みたり、せめて治療をする前に自分を浄化して、患者さんに良い気を送ったり、良くない気を受けないようにしよう、とあれこれ実践するようにしています。
あとは、本。今月は読んだなあ。
「三鬼」(宮部みゆき)「原節子の真実」石井妙子「キネマの神様」(原田マハ)「神戸・続神戸」(西東三鬼)「ぼくがいま、死について思うこと」(椎名誠)
今読んでいるのが「細雪とその時代」(川本三郎)。脈絡がないけど、本は今の私の心の拠り所です。友だちとラインで、どんな本を読んでるか、図書館で借りた本なんかを紹介し合うことも始めました。
こんな夢を見ました。
そこは小さな町で、公園も音楽ホールもショッピングセンターも何だってあるところ。懐かしい友達もいて、お茶して楽しんだ後、さあ帰ろう、とするのだけれど、出口がない。
塀の外を覗くと、外は畑や森が見えるけれど、塀のまわりにはトゲのある木がどこまでも囲っているのです。そこを抜けようとしてみたけれど、服が破れそうになるので諦めました。
「外に出る」という人を見つけて一緒に建物の裏に行くと、その男のひとは上着を脱いで排水口の狭いマンホールの中に入っていきます。暗い穴にかろうじて体を入れて、「じゃあ」と言って姿を消しましたが、私はそんな中に入っていきたくない。途方に暮れていると目が覚めました。(^-^;
何だったのでしょう?
私の今の心情なのか。外に出て行きたいけれど、出られない気持ちがあるのか。私はどこへ行きたかったのか。
そんなこんなで私の二月は過ぎて行きます。