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たんぽぽ日和

2017年6月

いい湯だな♨️

この建物は旅館ではありません。
家の近所にある、大型スーパー銭湯♨️「湯けむりの庄」。
月1回行って、デトックスしよう、と娘と決めてから2回目です。
ここの岩盤浴がいい。様々な石が敷かれた上に、ジャリジャリ音をさせながらマットを敷き、そこに横たわると、えもいわれぬ香りの蒸気で包まれ、仄明るい部屋には静かなピアノ曲・・
じきに、あとからあとから汗が吹き出してきます。ああ、シアワセ・・(o^^o)
私は、母の里で産まれましたが、そこは信州の鎌倉、と呼ばれる温泉地で、里帰りのたびに毎晩温泉に浸かっていました。
別所温泉は、その頃は賑わっていて、おみやげ屋さんの並ぶ通りは、排水口から出る湯気で煙り、硫黄の匂い、浴衣を着て店を冷やかす観光客の下駄の音、笑い声・・。今はすっかりさびれてしまって、静かな温泉地になりましたが、子ども心に焼きついた当時の町の風情は私の原点とも言えるものでしょう。
汗を流すだけ流して、レストランで遅い晩ご飯を食べてから、気持ちいい夜風に吹かれながら帰宅。
ちなみに、湯けむりの庄は、どこかから温泉を運んだりしたものではなく、ここ横浜の地で掘られた、正真正銘の源泉であります。
温泉地で産まれて、温泉の里に住んでいるんだな、と感慨深いたんぽぽさんです。

Iさんから電話です!

我が治療室の玄関です。
カエルくんが出迎えてくれます。
読書中ですが。^_^;

70歳の女性患者Iさんからの電話が止まりません。
2年前、2か月ほどかけて、メールを使えるように訓練して、何とかできるようにはなりましたが、
メールには、
「足がしびれていたいです。」
「〇〇買ってきてね」
の文面が綴られていて、それとはべつに1日3回ほど電話がかかってきます。^_^;

数秒で終わる電話です。
やはり足が痛いこと、職員の〇さんがどう言ったなど、一方的な話をされてすぐに切ります。
困ったのは、自転車で走行中に電話があると、路肩に止めて出ないといけません。
予約電話かもしれないですからね。
雨の降る日など、Iさんののんびりした声を聞くと、思わず舌打ちしたくなります。
娘がIさんの着信音だけ変えてくれたので、今は出なくてもよくなったのですが。^_^;

先日は、何度も
「これから講演会に行きます」
とメールを入れたのに、電車の中と会場でバイブレーション。メール読んでないんです。
「ごめんなさい」と謝りますが、すぐに忘れてしまいます。認知症もすすんでいるようです。

ほとほと困る電話ですが、仕事、と割り切ろうと思っています。
孤独なIさんにとって、ある意味命の電話です。
誰でもいい、人と繋がりたい、寂しい、話を聞いて、という思いの詰まった電話。

やれやれ、またIさんの電話鳴りだしました。^_^;

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