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たんぽぽ日和

Iさんの快進撃がとまりません!

四肢麻痺(両手は少しは使えます。足はほとんど動かせません)の70歳のIさんは、障害者の施設で暮らしています。

1年前は半年うつで寝たきりでした。

夏までは、寂しくて寂しくて、私に日に何回も電話してきて閉口しました。σ(^_^;)

その彼女が、今はイケイケになって、何事にも積極的。毎日忙しく過ごしています。

 

今日絵手紙をもらいました。熟した柿を描いたものです。

それから中学の同級生のS君に思い切って手紙を書き、名簿を送ってもらいました。

その名簿から、昔仲の良かった友達に、何十年ぶりに電話してみました。

自分で福祉タクシーをチャーターして、鎌倉に行き、町を散策、鳩サブレーをお土産に買ってきました。

先週は職員さんにお願いして、ミュージカルを観にいきました。12月にも行く予定です。

毎日お菓子を提供して、女子会を開いています。Iさんの女子会は参加者がたくさんいます。

でも、お菓子持参者はいないそうです。σ(^_^;)

 

これからしたいことがいっぱいあります。

録画できるテレビを買って、暴れん坊将軍や、夜遅くに放映するドラマやスポーツが観たいそうです。

新しい車椅子を買うために、色々な車椅子を試してみたい。今PTに相談しています。

そうそう、ピアノレッスンも始めるそうです。

 

と、私に電話することもぱったりなくなった忙しいIさんなのですが、ひとつ不満があります。

「職員のチーフが、私にへんな薬を飲ませるの。私、おかしい?」

精神安定剤のようです。

「ううん、全然。私、元気でやりたいこといっぱいのIさん好きよ」

と言うと、嬉しそうに笑いました。

「もしかしたら、また足が痛くなったりして、寝込んじゃうかもしれないでしょ?だから今のうちにできることはしておきたいの。」

 

Iさん、貴女はステキ。この状態がずっと続きますように!

江ノ島日和

 

今日の日曜日は、江ノ島で過ごしました。

快晴で、人、ひと、ヒト・・

そこで待っていてくれたのは、ヒプノセラピストのルナ先生。

 

ランチは、海を眺めながら美味しいイタリアンをいただきました。

それから、セラピーを受けに、ルナ先生のサロンへ。

 

写真は、そこからの江ノ島を眺めた夕景です。

素晴らしいサロンでした。

そして、素晴らしいセラピー。

ヒプノセラピーというのは、催眠療法で、潜在意識の中に入っていきながら、過去生を見る、というもの。そして、自分の課題を自分に問い、その答えを自分で導き出すのが目的です。

 

私の前世は、ひとりはネガティブで、暗い人生を送った西洋人のようで、気持ちが大分落ち込みました。この人は何を私に訴えていたのでしょう。でも、私なのです。

2人目はとても近い時代を生きた女性で、お産婆さんでした。途中で感情移入してしまうほど、私の人生とオーバーラップしてきて、早く亡くなってしまうのが、とても悔しかった思いが伝わりました。

きっとこの人の人生の宿題を、私は背負っているのかもしれない、大切に生きなければ、とつよく思いました。

 

江ノ島の風に吹かれて、心地よく帰ってきました。ありがとうございました、ルナ先生!

 

 

 

 

この世界の片隅に

9月も今日でおしまい。

風がすっかり秋のものになっています。

蝉の声、いつの間にか聞こえなくなりましたね。

 

今朝、じつは自転車ごと転倒してしまいました。左の目近くをコンクリートにぶつけ、今は目の周りが魔女のアイシャドウになっています。

明日は右の目にも黒いアイシャドウを塗って、早いハロウィンの仮装でもしないといけないかもしれません。σ(^_^;)

 

さて、「この世界の片隅に」を借りて、娘と2回観ました。

いい映画でした。1回目は物語に引き込まれ、泣いたり笑ったりしながら観ましたが、2回目は、1回目でわからなかったことや、登場人物一人ひとりについて、細かいディテールを、娘とあれこれ話しながら、時々巻き戻したりして観ました。

 

そして、戦争について話すことができました。

私も戦後生まれですから、体験談はできませんが、祖母や両親から聞いたこと、読んだ本、年長者から聞いたことを、娘の素朴な質問に答えるかたちで話しました。

 

舅は95歳で、熊本に健在ですが、彼が九死に一生をえて、ニューギニアから帰国した戦争体験を、夫も一緒に何回も聞くことができました。今は、

「もう忘れた。話すのめんどくなった」

と、私の息子が聞きに行った時も言ったそうですが、私の中にも、舅の壮絶な戦記は生き続けています。

 

「この世界・・」でも、主人公の体験をリアルに追体験しているような、人を愛することの美しさ、深い悲しみや苦しみを心に刻みつけることができました。ニューギニアの最前線で闘った舅も、広島から呉に嫁に来たすずも、まさしく戦争の真っただ中を生きていたのだなあ、とつよく思いました。

 

「また観ようね」

エンディングをいつまでも見ながら、娘と約束しました。

 

 

幸せ、って?

台風が列島を吹き荒れている、というのに、この場違いな写真・・
9月初旬に、友だちとテントで楽しむ孫たちの長閑な写真です。気に入っていて、使いたい、と思っているうちに今日になってしまいました。ごめんなさい。

 

今頃九州の息子一家の家は、風雨がすごいだろうな。明日にはこちらにも上陸するようです。
さて、今日はSさんについて書きたいと思います。Sさんは、治療室に来られる50歳の乳がんの患者さんです。転移もしていて、ステージも高いのですが、この方がじつに長閑で、おっとりとしていて、今までにないタイプの女性なのです。

 

ここに見える多くのがん患者さんは、様々な治療をし、前向きで勉強家で懸命にがんと闘っている方、どう闘っていいか途方に暮れている方、中にはうつ状態の方もいて、じつに色々なタイプの患者さんたちが、私に思いの丈を訴え、泣いたり、大いに語っていただいています。
そして、訪れた時と違う、どこかスッキリした顔で帰られます。

 

Sさんは、初めからスッキリとした表情で現れました。
そして、淡々とご自分の人生について語られました。それは、どうして?というほど理不尽で、見方によれば、不幸続きのSさんの人生模様でした。
詳しくは書けませんが、DVの父親と夫に虐げられ、闘ったり、諦めたり、それでも子供たちを守って必死で生きてきたSさん。
「35億、っていいますよね。星の数の男性がいて、親は選べないけど、少なくとも夫は選べたはずなのにね」
と、笑いながら話す彼女は、若くしてとんでもない自己チューの夫と結婚して、すべての自由を失います。嘘、と思うけど、一度も結婚してから旅行に行ったことはないそうです。

 

その夫は、ステージの高いがんの妻を、面倒臭いと思ったのか、別居して家を出て行ったのです。
「私がどれほど解放されて、幸せな思いになったか、お分かりにならないでしょうね?それも、このがんのお陰なんです」
Sさんは、親思いの子供さんと住むようになって、自由とこの上ない幸せを手に入れた、と晴れ晴れとした顔で語りました。

 

病院の腫瘍科のドクターとは仲良しで、漢方の先生、たんぽぽさんにも何でも話せ、今彼女のまわりには嫌な思いをするものは、ひとつもないそうです。
先月発熱と、下痢と、歯周病に悩まされたそうですが、病院での検査で、腫瘍マーカーも血液検査もすべて良好。

 

びわコンニャクと漢方薬は続けています。だけど、にこにこして幸せそうなSさんを見ていると、ストレスがないことがどれほど大きいか、本当に実感します。

 

幸せ、ってなんだろう?

私、って幸せ?

秋風の吹く

萩の花が咲く頃になりました。
夏から、あっという間に秋。夏の好きな私としては淋しい・・

 

70歳の四肢麻痺のIさんは、ちょくちょくこのブログに登場していただいていますが、今の施設での棟が変わり、初めの頃は慣れずに、
「老人ホームに移ろうかしら、誰か面倒見てくれないかしら」
と、ばかり言って、足が痛いこともあり、大分落ち込んでいました。

 

そのIさんが、最近快調なのです。
お菓子を買い込んで、同じ棟の女性ばかりを集めて、毎日女子会をしています。
「オババ会、なんて言われてるのよ」
と、楽しそうに報告してくれます。
「昨日は、前住んでいた棟の人から、参加してもいい?なんていわれちゃったの」
机の上の袋の中には、お菓子がごっそり。

 

以前はテレビに興味がなくて、
「たまにはテレビを見たら?」
と言っても
「面白くないのよ」
と答えていた人が、
「朝、暴れん坊将軍見てるの。4時に始まるから、早く起きてるわ。夜は、サッカーなんかのスポーツを深夜まで見ちゃった」
の変わりよう。

 

なんか、楽しそうに毎日を過ごしている様子です。服も、おしゃれをするようになりました。
お菓子を買いに、介護タクシーをよく使うようにもなりました。

 

ところが・・

マッサージが終わって帰るとき、スタッフのリーダーに呼び止められました。
「すみません。 Iさんのことでちょっと・・」

うつの薬を処方されていたIさんが、この頃躁の状態になってきたので、薬が変わりました。
昼間寝ていることがあると思いますが、了承しておいてください、と言われます。
「私、今のIさん、明るくていいと思いますけどね」
と言うと、
「同じ棟の人に、暴言を吐いたり、お金をよく使うようになったり、朝早くテレビ見たり、時間が不規則になっています。」

 

う〜〜ん。
確かに言いたいことを言うようになったけど、暴言、と言えるものなのかなあ。私が、
「それは言い過ぎ。そのくらい大人なんだから、言わないで我慢しようよ」
と諭すと、
「次から言わないわ」
と素直に言うIさんだけど、スタッフから見ると、暴言を吐く人に見えるのかなあ。
お金についても、無駄遣いいているようには見えないし。だって、小学校の先生だったIさんは、結構年金貰っているし。
テレビだって、周りに迷惑かけているわけじゃないしなあ。

どうも釈然としません。
愚痴ばかり言って、うつうつと暮らしていたIさんが、鬱と躁を繰り返す病気である、とは思えないのです。どこにでもいる人だと思うのです。
ひどい躁鬱病の人をみていた私には、彼女はその病気ではない、とはっきり言えます。

 

何度コールを押してもスタッフは来ない。そのうちに尿意や便意があってもわからなくなり、オムツにされてしまったIさん。
今回の事にしても、施設側の偏った判断のように思えます。

 

時々、やるせない気持ちになるたんぽぽさんなのでした。(-。-;

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