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たんぽぽ日和

盆の夏

 

とんでもなく暑い日が続きます。

 

こんな日に、三浦海岸の砂浜で「砂浴」をしている仲間がいます。💦

暑いだろうな。でも、砂を上手く掘れば、その中は案外程よく湿っていて、気持ちのいいものです。最高のデトックスです。大きなパラソルを借りるのですが、その下で海の風を感じながらまどろむのは、とても素敵な時間。

でも、穴を掘る位置を間違えると、お日さまを真っ向から受けることになり、掘り直しに体力を使って大変なことに。^o^

 

さて、数日前のこと。

私のラインに、登録者があらわれました。

時々昔の知り合いとかが出てくること、ありますよね。

懐かしい友達だったりすると、

「ライン始めたの?元気だった?」なんてやり取りをしたりすることもありました。

でも、その人は・・・

昨年末に亡くなったちえ子さんでした!

 

同人誌に載せた「みちゆき」という詩は、ちえ子さんとその2週間後に亡くなった彼女のお母様の話です。

 

みちゆき

 

暮れに亡くなったちえ子さんは

七十五歳 独り身だったので

生まれ育った家で ひっそりと旅立った

年が明けて二週間後

グループホームで暮らしていた母親が

百歳で亡くなった

 

「母さん 起きて 汽車がでるよ」

「ちえ子 迎えに来てくれたのかい」

「うん ひとりでいくのは さびしいからね」

「ちえ子が一緒なら安心だよ」

 

ふたりは駅に着くと 夜汽車を待って

向かい合わせの席に 座った

 

「母さん 私たちの町が見えるよ」

「何か忘れたものはなかったかな ちえ子 手

を握っておくれ」

「雪が降ってきたよ でも暖かいね」

「みんな 良くしてくれて ありがとうね」

「さようなら」「さようなら」

 

こんな詩です。

この同人誌を、治療室に来てくれている妹さんに渡したのが先週のこと。

きっと彼女とお母様の仏前に備えてくれたのでしょう。

 

「ちえ子さん、どうしていますか?」

とラインに書き込んだら、

「先生、詩に書いてくれてありがとう!

そして生前はお世話になりました!母と仲良く天国でも暮らしていますよ」

と返ってくるような予感。

 

亡き人からライン登録盆の夏