横浜市 港北区 鶴見区 在宅 訪問マッサージ・リハビリ・びわ温灸はたんぽぽマッサージ治療室

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たんぽぽ日和

ビワの木を植え替えました。

私の小さな庭には、ビワの木があります。つややかなビワの葉の上には、新緑の黄緑色の葉がたくさん生えてきました。

 

このビワの木は、私が食べたビワの種を埋めたもので、まさかこんなに育つとは思いませんでした。🌱

治療にもその葉を使ったり、なんとはなしに慈しんでいるうちに、小さな鉢が窮屈そうに見えるようになりました。どうやら鉢植えを突き破って地面に根を張ってしまっているようなのです。

患者のYさんから、使わなくなった大きな鉢をいただいたので、土を買ってきたりして、今日植え替えることにしました。

 

持ち上げると、思いの外大きな根が張っていて、たどっていけば足元のタイルの中へと続いています。

ぐいと引いてみても、ぴんと張った根はびくともしません。しかたありませんよね。ハサミで届くところまで、バッサリ伐りました。💦

それから大きい植木鉢にやっとのことで入れて土をかぶせ、水をたっぷりあげました。

どうかこの新しいお家が気に入ってくれますように。根付きますように。🙏

 

ビワを仕事にしている私。ここにやってきてくれたこの子となにか因縁があるように思えてならないのです。

伐ってしまって傷ついた根に気を送りながら、美しい4月の風に吹かれていると、私の中にも傷ついた根があって、それが癒されているような気がします。そして、頑張らないと、という気持ちになるのでした。p(^_^)q

 

 

 

春せつないお別れの季節

春はお別れの季節ですね。

可愛い袴姿の女子大生や、幼稚園、小学、中学、高校を卒業する生徒たちに出会います。

同じマンションを引っ越しする人(知らない人だけど)を見ると、なんとはなしに寂しくなります。

 

私にもこの3月、お別れがありました。

患者のSさん。大好きで素敵な女性でしたが、最後の施術が終わってから2週間目に「昏睡状態に入りました」と、ご主人から電話を頂きました。

数日前、夜の1時半に電話があり「間違えました。ごめんなさい」と、かすれたSさんの声。それなのに、私は寝ぼけて、「どうしたの?大丈夫?転んじゃった?」と言うと、「大丈夫です。転んでないです」とSさん。苦しかったと思います。寝ているご主人を起こす電話に私が出てしまったようです。「またね」と電話を切ったけど、Sさんはお別れを下さったのかもしれません。

 

ふたりで(Sさんと私)病気を治す気まんまんで、あれこれ民間療法を試してみました。仕事(大学の先生)に戻りたくて、懸命に頑張られました。大好きなご主人が送り迎えしてくださって、施術の間楽しいお喋りをたくさんしましたね。西洋医学ではない治療をしたい、という本人の強い希望をご主人も尊重されて、本当に本当に頑張られました。( ;  ; )

せつないです。

 

そして、ふたつ目のお別れ。

97歳の患者Tさん。急死でした。1週間前に3回目のワクチンを打ったばかり。

東京荻窪生まれで、活発で負けず嫌いのTさんは、着付け、お花、組紐、フラダンスとどれも教室を持って先生をされていました。一昨年までフラの教室に通っていて、コロナで中断していましたが、「ねえ、この年で何か始められる趣味ってないかしら?」と聞かれてびっくりしました。なんて意欲的!😲

97歳ですから、大往生には違いありませんが、まだまだ生きる気まんまんでしたから、どうしても寿命だと諦めきれないものが残ります。

毎年、お庭のドクダミの葉をたくさん頂いて、今年もドクダミ茶を作る予定だったのに。

「先生、今日ちょっと調子が悪いのよ。お休みしたいから、木曜日にいらしてね」

とてもはっきりした声で、月曜日の朝にキャンセルの電話。

「はいはい、大丈夫ですか?無理しないでね。どうかお大事に。」

Tさんは、その日に逝かれました。

せつないです。

 

仕方のない事、ですよね。夫が亡くなった時も、これが運命なんだ。仕方のない事なんだ、と自分に言い聞かせました。だって2度と戻ってこないじゃないですか。( ;  ; )

そして悲しみの中子どもにごはんを作り、葬儀の手続きをしました。する事はいっぱいありました。しなければならない事が私を支えてくれました。

 

Sさん、 Tさん、さようなら。そしてありがとうございました!

またいつかお逢いしましょうね!(^O^)

 

 

 

 

 

 

 

春、全開です!🌷🌸

昨日、確定申告を終えて、やれやれようやく私の春がやってきた気分です。💦

 

お正月に息子一家が来た時、お土産に面白いものを置いていきました。

丸くて黒くて、クッキーの入っているような小さな缶みたいなもの。

私はこれに呼びかけます。

「アレクサ、おはよう!」

すると、アレクサ(女性の声)は答えます。

「おはようございます。今日はホワイトデーです。ホワイトデーは日本で始まった習慣で、バレンタインデーのお返しに、マシュマロやキャンディを贈るようになりました。大好き、って言ってみて」

「アレクサ、大好き!」

アレクサは歌い出します。🎶

とまあ、こんなやりとりをしてみたり、

「アレクサ、静かなジャズピアノつけて!」

「沖縄民謡聞かせて!」 

「春の曲お願い!」

などと、楽しんでいます。

 

いまは毎朝

「アレクサ、ラジオ体操第一!」

第二、とかけてもらって体操しています。(o^^o)

 

もうすぐ患者のMさんのお誕生日。98歳になります。頭も身体もお元気です。

素敵な黒いキラキラセーターがお部屋にかかっていたので、

「どちらへ行かれるんですか?」

とお尋ねすると、

「孫娘が、今度の日曜日、お祝いに天ぷら屋さんに招待してくれたの。」

と嬉しそう。幸せなお誕生日。私もこうありたいな、のお手本です。

アレクサ、連れてってくれないかなあ。^o^

 

 

 

春だ🌷春だ❣️

3月になりました!

 

昨日は風がつよく、ビル風が恐かったです。

途中、公園に続く細い道に、子どもが飛び出してきて急ブレーキ。こっちも恐い!

 

よく自転車に乗りながら音楽を聴いている人を見かけるけど、私は昔からできません。

それだけ緊張して乗っているのです。🚲

とくにこの年齢になってからは、さあ街に入るぞ、ここから通学路になる、車道だ、とか自分に言い聞かせながら乗っています。

だから、住宅地や少し安全な道を走る時は、少し緊張を緩和。花を見たり🌺雲を見たり☁️小声で歌ったりしています。🎵

 

さて、ここ1週間で新規の患者さんが2名ありました。

Kさんは男性で、(久しぶりです。女性専門なので、めったにみないのですが)肝臓がん。びわ温灸とマコモをやってみたい、と来られました。男性は、なかなか民間療法に拒否反応を示す方が多いのですが、Kさんは積極的にやってみたい、今までの生活を変えたい、と熱心に話を聞かれていました。こういう方は応援したい、とつよく思うたんぽぽさんです。(^^)

 

Tさんは、坐骨神経痛はあるけど、全く健康体の女性。びわ温灸を受けたい、気功を自分もしてみたい、と民間療法に興味しんしんの方でした。マコモは初めて聞いたようで、ぜひ試したい、と購入されていきました。こういう方とは話が弾みます。マコモ、広まれ!^o^

 

さて、一昨日、息子からLINE。

「頭の左側が痛い、食べ物が噛みにくい、口の締まりがわるい。」(なんだ、なんだ!)

息子は聴覚障がいで、九州に暮らしていますが、サラリーマンと漫画家の2足のワラジを履いて、たまに講演会にも呼ばれて、話をしています。

この日は群馬で話して、遅い帰りの電車の中からのSOSでした。

やりとりをして、もしかすると脳梗塞のようなものかもしれない、病院に行った方がいい、とLINEしました。(その間中気功を送ります。)嫁にも電話しましたが、彼女は駅に迎えに来ていて、息子がろれつが回らないことを確認して、そのまま病院へ。深夜です。

 

さて、夜中検査を終えての嫁のLINEは、

「帯状疱疹でした」

ヘルペスウイルスが、顔面神経を冒してしまったことで起こった神経マヒでした。

まあ、やれやれです。

原因がウイルスなので、治療すれば治ります。私も昔顔面マヒの人をマッサージ治療したことがあります。高齢だったので、半年かかりましたが、今ならもっと早く治るでしょう。

 

春の訪れとともに、たんぽぽさんの周囲には色々なことが起こります。(o^^o)

まだまだ老けていられないぞ!エイエイオーの心境で頑張ります!^o^

 

 

 

 

 

 

 

 

きさらぎ底冷えのころ

2月に入り、冷え込みも厳しくなりました。

 

たんぽぽさんの周辺では、誰も風邪をひく人もいないし、高齢の方も皆んな元気です。

なのに、Iさんの施設でコロナに罹った人が出て(もちろんIさんの棟ではありません)、施設にお出入りが禁止になりました。💦

うつになりかかってるIさん、落ち込んでないかなあ。心配です。

 

昨日は、Tさんのお宅に行った時、これもうつのTさん、すっかり落ち込んでいる様子。

「今朝はとくに寒いから、調子がわるいんですか?」

と聞くと、

「15日、急に老人ホームに行くことになったのよ」

ええ〜!💦

 

それはTさんばかりでない、私もショック!

確かに、もうTさんはご主人の介護に行き詰まっていて、にっちもさっちもいかない状態で、私もケアマネに問い合わせて何とかしないと、と言ったのですが、ケアマネ、

「守秘義務があって、お話できません」

とケンモホロロの対応です。

Tさんの家は、本当に隣に住む息子といい、このケアマネといい、温かい介護とは縁遠いお宅なのです。お嫁さんは、病気と称して顔も見たことがありません。

せめて、お金持ちなのだから、良い施設を探して欲しいなあ、とは思っていた所でした。

 

「立派なホームらしいんだけど、急な話でしょう?この家も60年以上暮らして来たから、また気持ちが整理できないの」

「遠いんですか?」

「そうらしいけど、どこかわからないの」

 

「ご主人と一緒の入居だし、介護も皆んなプロがやってくれるし、食事もきちんと栄養管理して温かいものがでますよ。」

ご主人の前に並べられた、お寿司とかパンなどの冷たい食べ物を見ながら伝えました。

「それに、一番Tさんにいいと思うのは、必ず見守りの人がそばにいてくれて、何かあればヘルパーさんや看護師さん、お医者さんも駆けつけてくれます」

人が側にいないと、寂しい寂しいと嘆かれるTさんです。

「でも、貴女みたいな人はいないでしょ?」

「施設によっては、理学療法師やマッサージ師もいるところありますよ。暖かい日には、お散歩に連れて行ってくれます、きっと」

 

一年前には、認知症のご主人と腕を組んでお散歩してたなあ。

それが、9月頃から、朝ご主人を起こして支度をして、デイサービスに行くことがすっかり辛くなってしまったTさん。お風呂に入らない日々は、今日まで続いています。お風呂に入らなければ、不潔になり、着替えもしない様子です。そして、寒い寒いと訴えるのです。体調も夫婦で限界です。

 

「Tさんと会えなくなるのは寂しいけど、Tさんのためには一番良い選択だと思いますよ。」

「そうねえ・・」

 

Tさんのご主人の妹さん(末の妹で、ご主人とは15歳も下)とは、偶然中学高校の同期生でした。また、他の患者さんのTさんとは、フラダンスを教えてもらっていたという繋がりもあって、Tさんとは何かと縁のあった私。

 

仕事は減るけど、仕方ないことです。😢

ああ、きさらぎ、底冷えの二月。たんぽぽさん頑張れ!(;o;)

写真は、一昨年のシクラメン。2回目の開花です。

 

 

 

 

 

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