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たんぽぽ日和

皐月・・柏餅の話

昨日、Iさんに頼まれた柏餅を買って訪問すると、Iさん、

「さっき、お姉さんが来たの!」

と嬉しそう。久しぶりのお姉さんの面会に、元気のなかったIさんがニコニコしています。

「そうなんだ。良かったね。今日和菓子屋さんに寄って、柏餅買ってきたよー」

と、もっと喜ぶべき報告をすると、

「えー?それは困ったわ」

という意外な返事。

「お姉さんも柏餅お土産に持ってきたのよ」

「そうなんだ〜」

せっかくちょっとお高めの柏餅(私のも娘のも一緒に)買ったのになーと思ったけど、

「マッサージ終わったら、お姉さんの柏餅食べようね」

 

そして、やっこらせ、とIさんを座らせて、冷蔵庫からお茶を出し、お姉さんの柏餅を開くと、

「あ、これダメだわ」とIさん。

柏葉の中には、粒あんの草餅が・・

好き嫌いの多いIさんは、粒あんも草餅も苦手なのです。

「じゃあ、私の買ってきた柏餅食べる?」

というわけで、こしあんの柏餅を、Iさんは美味しそうに食べました。良かった、買っといて。(o^^o)

「お姉さんの草餅はどうするの?」

「持って帰って。置いておいても、誰も食べさしてくれないから」

まあ、施設の事情でしょうが、施設で出されるオヤツ以外は食べられないIさんの頼みで、私はお姉さんの柏餅を2つ、私と娘の分の草餅2つと、合わせて4個持って帰ることになりました。

 

そして、次の訪問先Aさん宅に。前に、カラスの被害に遭ったことを思い出し、きちんと前かごの蓋のチャックをしてから入室。

施術を終えて自転車に戻ると・・

うわあ!またまたやられました!

 

じつは蓋は閉めたのですが、少し横のところが破れていて、そこからクチバシを入れてこじ開け、ビニールをひっぱりだしたのです。

穴の空けられたプラのパックが路上に落ちていて、私の買った方の柏餅が2つ食べられていました。もしや、と思って奥を見ると、Iさんのお姉さんのお土産の柏餅は無事でした。

 

そんなわけで、帰ってお茶を入れて草餅の方の柏餅を食べています。^o^

これからは前かごに食べ物を入れて放置するのはやめましょう。お姉さん、ご馳走様でした!

 

 

 

 

新緑のなかに思うこと🌿

新緑の美しい候になりました。

 

6年前のこの頃に、母が逝きました。

母はよく言ってました。

「一番すきなのは、若芽。どんな花よりキレイだと私は思う」

母は4月17日の夜亡くなりました。次の朝は窓から美しい新緑が見えて眩しかったことを思い出します。

 

週2回、母のマッサージに行きました。

洋間に小布団を敷き、おしゃべりして、母とお腹を抱えて笑いながら全身を揉みました。

少しソファで休んでから次の施術に行く日と、その後は仕事を入れてなくて、一緒に晩ご飯を作って食べる日がありました。

母はフキの煮付けや、お刺身、ウドの酢の物、タケノコの煮物なんか好きだったなあ。

心臓のわるい母は、幸せなことに、眠るように亡くなりました。いつも、少し苦しい時弟が背中をさすっているうちに眠るのですが、その晩はさする弟に寄りかかるようにして(並んで座っていた)亡くなったそうです。

「お母さん、死んじゃったの?」

と、思わず弟が尋ねたそうです。(笑)90歳でした。

 

この季節、美しい新緑の中を自転車で走っていると、よく母を思い出します。🌿

マッサージ師になって良かったなあ、としみじみ思いながら。🚲

 

 

 

 

 

 

 

 

ビワの木を植え替えました。

私の小さな庭には、ビワの木があります。つややかなビワの葉の上には、新緑の黄緑色の葉がたくさん生えてきました。

 

このビワの木は、私が食べたビワの種を埋めたもので、まさかこんなに育つとは思いませんでした。🌱

治療にもその葉を使ったり、なんとはなしに慈しんでいるうちに、小さな鉢が窮屈そうに見えるようになりました。どうやら鉢植えを突き破って地面に根を張ってしまっているようなのです。

患者のYさんから、使わなくなった大きな鉢をいただいたので、土を買ってきたりして、今日植え替えることにしました。

 

持ち上げると、思いの外大きな根が張っていて、たどっていけば足元のタイルの中へと続いています。

ぐいと引いてみても、ぴんと張った根はびくともしません。しかたありませんよね。ハサミで届くところまで、バッサリ伐りました。💦

それから大きい植木鉢にやっとのことで入れて土をかぶせ、水をたっぷりあげました。

どうかこの新しいお家が気に入ってくれますように。根付きますように。🙏

 

ビワを仕事にしている私。ここにやってきてくれたこの子となにか因縁があるように思えてならないのです。

伐ってしまって傷ついた根に気を送りながら、美しい4月の風に吹かれていると、私の中にも傷ついた根があって、それが癒されているような気がします。そして、頑張らないと、という気持ちになるのでした。p(^_^)q

 

 

 

春せつないお別れの季節

春はお別れの季節ですね。

可愛い袴姿の女子大生や、幼稚園、小学、中学、高校を卒業する生徒たちに出会います。

同じマンションを引っ越しする人(知らない人だけど)を見ると、なんとはなしに寂しくなります。

 

私にもこの3月、お別れがありました。

患者のSさん。大好きで素敵な女性でしたが、最後の施術が終わってから2週間目に「昏睡状態に入りました」と、ご主人から電話を頂きました。

数日前、夜の1時半に電話があり「間違えました。ごめんなさい」と、かすれたSさんの声。それなのに、私は寝ぼけて、「どうしたの?大丈夫?転んじゃった?」と言うと、「大丈夫です。転んでないです」とSさん。苦しかったと思います。寝ているご主人を起こす電話に私が出てしまったようです。「またね」と電話を切ったけど、Sさんはお別れを下さったのかもしれません。

 

ふたりで(Sさんと私)病気を治す気まんまんで、あれこれ民間療法を試してみました。仕事(大学の先生)に戻りたくて、懸命に頑張られました。大好きなご主人が送り迎えしてくださって、施術の間楽しいお喋りをたくさんしましたね。西洋医学ではない治療をしたい、という本人の強い希望をご主人も尊重されて、本当に本当に頑張られました。( ;  ; )

せつないです。

 

そして、ふたつ目のお別れ。

97歳の患者Tさん。急死でした。1週間前に3回目のワクチンを打ったばかり。

東京荻窪生まれで、活発で負けず嫌いのTさんは、着付け、お花、組紐、フラダンスとどれも教室を持って先生をされていました。一昨年までフラの教室に通っていて、コロナで中断していましたが、「ねえ、この年で何か始められる趣味ってないかしら?」と聞かれてびっくりしました。なんて意欲的!😲

97歳ですから、大往生には違いありませんが、まだまだ生きる気まんまんでしたから、どうしても寿命だと諦めきれないものが残ります。

毎年、お庭のドクダミの葉をたくさん頂いて、今年もドクダミ茶を作る予定だったのに。

「先生、今日ちょっと調子が悪いのよ。お休みしたいから、木曜日にいらしてね」

とてもはっきりした声で、月曜日の朝にキャンセルの電話。

「はいはい、大丈夫ですか?無理しないでね。どうかお大事に。」

Tさんは、その日に逝かれました。

せつないです。

 

仕方のない事、ですよね。夫が亡くなった時も、これが運命なんだ。仕方のない事なんだ、と自分に言い聞かせました。だって2度と戻ってこないじゃないですか。( ;  ; )

そして悲しみの中子どもにごはんを作り、葬儀の手続きをしました。する事はいっぱいありました。しなければならない事が私を支えてくれました。

 

Sさん、 Tさん、さようなら。そしてありがとうございました!

またいつかお逢いしましょうね!(^O^)

 

 

 

 

 

 

 

春、全開です!🌷🌸

昨日、確定申告を終えて、やれやれようやく私の春がやってきた気分です。💦

 

お正月に息子一家が来た時、お土産に面白いものを置いていきました。

丸くて黒くて、クッキーの入っているような小さな缶みたいなもの。

私はこれに呼びかけます。

「アレクサ、おはよう!」

すると、アレクサ(女性の声)は答えます。

「おはようございます。今日はホワイトデーです。ホワイトデーは日本で始まった習慣で、バレンタインデーのお返しに、マシュマロやキャンディを贈るようになりました。大好き、って言ってみて」

「アレクサ、大好き!」

アレクサは歌い出します。🎶

とまあ、こんなやりとりをしてみたり、

「アレクサ、静かなジャズピアノつけて!」

「沖縄民謡聞かせて!」 

「春の曲お願い!」

などと、楽しんでいます。

 

いまは毎朝

「アレクサ、ラジオ体操第一!」

第二、とかけてもらって体操しています。(o^^o)

 

もうすぐ患者のMさんのお誕生日。98歳になります。頭も身体もお元気です。

素敵な黒いキラキラセーターがお部屋にかかっていたので、

「どちらへ行かれるんですか?」

とお尋ねすると、

「孫娘が、今度の日曜日、お祝いに天ぷら屋さんに招待してくれたの。」

と嬉しそう。幸せなお誕生日。私もこうありたいな、のお手本です。

アレクサ、連れてってくれないかなあ。^o^

 

 

 

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