雨の秋
ぼうぼうと汽笛の聞こゆる雨の秋
本を読んでいると、まだ夕暮れなのにすっかり暗くなった外から汽笛が聞こえてきました。
横浜港から近いわけではありませんが、風の向きもあるのでしょう、汽笛が案外大きな音で聞こえてきます。
雨のしとしとと降る9月。すっかり肌寒くなりました。
兵糧攻めは長引きそうです。
そして、区役所の役人が数日前、「償還払はできないかもしれない」と言ってきました。
「それでは10ヶ月分ただ働きですか?」
「お気の毒ですが、そうなるかもしれません」
おいおい、それはないでしょう?
何回も区役所に足を運んで、理不尽な国のやり方について話をしました。私だって、やられてばかりではいられません。この高齢者の治療師泣かせのお上の仕打ちに抗議しました。泣き落としだってしましたよ。構うものですか。
そして、
「上と掛け合っています。なんとかなるかもしれません」
と、区役所保険課の新井さんが最後に言いました。確かに聞きましたよ、無かったなんて言わないでね!
そんなわけで、たんぽぽさんの闘いは、そろそろ終わるかも・・まだ分からないけど。
始まりは春でした。いまは秋のお彼岸。庭の金木犀がじきに咲き出します。
やれここが終の棲家ぞ糸蜻蛉