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たんぽぽ日和

お節介の話②ケアマネご乱心

台風の影響で雨が降り続き、金木犀がすっかり散ってしまいました。気持ちのいい爽やかな陽気です。

 

さて、Aさんのところのケアマネさんの交代劇についてお話ししたと思いますが、やはりケアマネOさんは、面白くなかったようで、最後に反撃に出ました。

 

Aさんは週3回、デイサービスを利用していますが、ある朝、まったく知らないデイサービスのお迎えがあったそうです。

 

デイの日は、ヘルパーさんがAさんの朝の支度をするために来ていて、そのヘルパーさんも、もちろん認知症のあるAさんも知らされておらず、キョトンとしたままそのデイサービスに。

 

「なんか知らない所に連れてかれてね、仕方ないから、ずっと椅子に座ってたのよ。暗くて不安だったわ」

 

とはAさんの話。1日誰も付き添わず、知らないデイで過ごしたAさんは本当に不安だったでしょうね。

 

この事は、Aさんはもちろん、家族も知らされておらず、Aさんの通所していたデイサービスも、突然「別のデイに行くことになりましたので」とOさんに言われたそうです。

 

💢怒ったのはAさんの娘さん。Oさんの勤めるケアサービスの上司の方から、それぞれのデイサービスに電話して、何故こうなったのかを問いただしました。

 

「家族に相談なしで勝手にデイサービスを替える権利がケアマネあるのですか?」

 

「いえいえ、そんなことはありません。申し訳ありませんでした」

 

とOさんの上司は平謝りだったそうです。

 

すぐにAさんは、もとのデイサービスに復帰。

 

もちろん、新しいケアマネさんともスムーズに移行手続きができ、いつも通りの生活をされています。

 

それにしても、もうじき定年を迎えるケアマネOさん、なにを血迷ったか・・。ご乱心とも映るこの騒動を通して、介護の仕事を支える人も生身の人間、特別介護の世界がうるわしいわけではないことは知ってはいるけれど、色々考えさせてくれる苦い出来事ではありました。^_^;

お節介の話^o^

彼岸を過ぎ、もう9月最後の日です。

秋たけなわ、というのでしょうね。

写真は、クリーム色の彼岸花。きれいで気品がありますね。住宅地で見つけました。珍しい!

 

今月は、ちょっとお節介をして、それが上手くいったので記録しておきます。

 

ケアマネ、ケアマネージャーさん。私も介護職をしていた時、介護福祉士になるか、ケアマネになるか、悩んでいた方がいて、猛勉強してケアマネの資格を取られました。仲間同士で合宿して頑張ってましたね。(^^)

それだけ難しい関門を突破してなる仕事です。

患者さんとそのご家族と、様々な介護サービスを結ぶ大切な仕事です。

でも、どの職業も同じですが、適正というものが確かにあります。

なかには、有能なのでしょうが、患者さんともご家族とも離れてしまう方もいます。ガラガラと信頼関係が崩れてしまった時はどうしたらいいのでしょう。次から次へ問題が噴出してしまいましたした。

今回は、どうしてもケアマネさんを替えたい、という患者のAさんのご家族からのSOSに応えてしまった私。(゚o゚;;

 

もう、あちこちの知り合いのケアマネさんに電話して相談しましたね。

たまたま私の患者のYさんのケアマネさんが男性で、とても良い方と聞き交渉すると、力になりましょう、とのことで、ご家族と繋げることができました。

でも、まだまだ難関があります。ケアマネにとって、仕事が失われることは最大の屈辱。評価を落とすことになります。まだまだ油断できません。ご家族と対策を練っているところ。

 

ああお節介だなあ、私。今までどれほどのお節介してきたかなあ。(o^^o)

だから訪問マッサージはやめられない。

介護保険での仕事ではなく、介護の現場に関わるからこそできる、お節介。

これからもやるぞ!^o^

 

 

 

ノンちゃん雲にのる

もうじきお彼岸です。

吹く風も秋になりました。

 

今日は何となく「ノンちゃん雲にのる」について書いてみたいと思います。

聞いたことありますか?

 

時代は昭和で、戦前の児童文学です、著者は石井桃子。

中1の夏休みの課題図書でした。

ノンちゃんは小学3年ですから、課題図書としては物足りないかな、と自称ブンガク少女の私は読み始めたのですが・・

ハマりました。流れるような文体、目に見えるような映像、ノンちゃんの世界にすっかりはまりこんで、長い読書感想文を書いてしまいました。

それから今まで、何回この本を読んだことでしょう。文の書き方を何に学んだかと問われたら、真っ先にこの本を上げるでしょう。

 

月日は流れ、夫となった人と出会い、その人の本棚にこの本を見つけた時、ぴぴっと運命を感じましたね。^o^

男の人の本棚に「ノンちゃん雲にのる」はまずないですよね。夫は私と出会う2年前から児童書にハマっていたのです。

私は当時、児童図書の出版社に編集者のはしくれとして勤めていました。

イラストレーターの卵だった彼に、翻訳物の挿絵を依頼して、初めて渡した原稿料で牛肉を買い、すき焼きをしたことを思い出します。

 

「ノンちゃん雲にのる」は映画化されていて、ノンちゃん役は鰐淵晴子(ハーフで、それこそすごい美少女でした)、お母さん役は原節子、雲のおじいさんは徳川夢声・・当時はすごいキャスティングなんだけどなあ。(^^;)

もちろんモノクロ映画で、この映画の中で、鰐淵晴子は歌ったり踊ったり、バイオリンを弾いたりと、ミュージカルのような感じ(夢の世界なので)でしたが、全編に流れる映像は、のどかな戦前の田園風景そのもの。

昭和30年代に作られた映画で、リバイバルを場末の映画館でやると聞いた時、夫とすぐに見に行きましたね。

 

ああ昭和の話題だなあ。そして、甘酸っぱい懐かしい思い出です。^o^

写真の「山のトムさん」も石井桃子の大好きな作品です。

 

9月もたくさんの本を紹介したいと思ったのですが、ふと見上げた空に浮かぶ雲を見た時、どうしても書かずにはいられなかったのです。

また面白かった本を紹介しますね。(^^)

 

 

 

風も雲も秋になりました

うだるような夏の日差しの中を、自転車を走らせて仕事していたと思ったら、もう9月!風も雲も秋のものになっていました。

台風十号の影響か、昨日はにわか雨が降って、風にサンバイザーが吹き飛ばされました。(^_^;)幸い何とか拾えましたが。

写真は、いつも行く蕎麦屋「風の陣」の大好きなお蕎麦。これを食べると幸せになります。^o^読んでいる本はねじめ正一「眼鏡屋直次郎」。この著者には珍しい時代物です。

 

さて、台所で外れた乾燥機は、新しい棚に付け替え、一件落着。大変使いやすくなりました。^o^

 

8月最後の日曜日は、京急線上大岡に訪問治療に行きました。4階のマンションに住んでいるリウマチ患者のHさんは、ここ2年下に降りていないそうです。まるで塔の上のラプンツェルです。(^^;

まだ66歳Hさんは、同居の娘さんの介護を受けながら暮らしていますが、歩行が大分危なっかしい。拘縮もすすんでいます。

マッサージとびわの温灸をし、マコモの足浴をしましたが、何より話がたくさんできたことが良かったようです。Hさんは、じつは魅力的な女性で、とても引きこもっている人とは思えません。

少しでも足が良くなり、階段を降りて外の世界へいけますように!優しい娘さんの願いが叶いますように、と思いながらHさんの家を後にしました。

 

そうそう先週、マコモ風呂を始めた大腸がんのMさんが、久しぶりに来られました。

お風呂はヘドロのようになり、Mさんの排泄物(毒素)を浮かべて大変なことになっているそうですが、まだ続けているそうです。浮かんでいるものは捨てて、水とマコモエキスを足して入ってくださいと言いました。どうかMさんにとってこの療法が福音になりますように!

 

秋が一歩一歩着実にやってきています。昨日ヒグラシを聴きましたが、朝晩の虫の声も大きくなってきました。

このまま行くしかないなあ、きっと先には良いことがあるに違いないと願うたんぽぽさんなのでした。

 

 

 

 

8月の椿事

暑さもピークの8月も半ばになりました。💧

 

昨夜2時ころ、ぐっすり眠っていた私を娘が起こしました。

「台所から大きな物音と水が流れる音が聞こえるの」

なんだなんだ。飛び起きて台所に駆けつけると、作り付けの大きな食器乾燥機が落ちていて、水道の蛇口を直撃して水がじゃあじゃあ出ているのです。

乾燥機にはザルとかボウルなどを入れていますが、突っ張棒を渡して、おたまとか計量カップとかキッチンバサミなどの様々なものを吊るしていたので、それらが台所中に散乱して周囲はすごいことになっていました!(゚o゚;;

とりあえず乾燥機を床に置き、水を止めてざっと片付けてから休むことに。

 

そして今朝。台所を片付け、乾燥機を物置に運んでから管理会社に電話しました。

写メを送ったり説明すると、大工さんが入ってもらえることになり、一件落着しました。やれやれ。

 

この賃貸マンションに住んで12年になります。ということは「たんぽぽマッサージ治療室」を開設して12年目。

この部屋には、元マンションのオーナーの家族が住んでいたので、広いことは広いのでが、 まるで古民家のように不具合がいっぱいでした。日曜大工のできる友達にどれほど直してもらったことか!^^;

今回の事件も「今度はなんだ!」という感じで飛びつけましたね。^o^

 

さて、先週の日曜日、川崎に訪問治療に行きました。

サルコイドーシスで身体のあちこちに肉腫のある72歳のSさん、マコモのお風呂に入ってもらって肉腫が驚くほど小さくなって喜んでいたのですが、お風呂の栓が緩んでマコモの水が全部流れてしまいました。呑気なSさんはお風呂掃除を頼んでいたので、それが終わってからマコモ風呂をはじめたので1か月以上入っていません。(その間はシャワーで済ませていました)

久々に治療すると、びっくり!ほとんど肉腫の大きさは元に戻っていたのです。(゚o゚;;

ガッカリしました。マコモ治療の好例として期待していたので、力が抜けました。

でも、もっとびっくりしたのはSさんだったようです。Sさんは少し危機感がなさすぎるのではないかと(でもまあ、その呑気さは大切でもあるのですが)危惧していたのですが、今回は猛省されたようです。

「やっぱりサボるとダメなのねえ」

「頑張ってマコモ風呂の治療、やってくれますか?」

「わかりました。これしかやってないんだから、やるしかないですよね」

「マコモ治療は、Sさんに一番向いている治療ですから、これに賭けて続けてくださいね」

 

日曜治療はあまりしたくはないけれど、時々カツを入れに行かないといけないようです。

私も頑張れ!^o^

 

 

 

 

 

 

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